上海虹橋空港からタクシーで延安西路を市内方向へ向かって真っすぐ進むと正面に二つの大きなビルが聳え立つのが見え、まるで飛行機で来た訪問客を歓迎するかのような印象を受ける。
この左側のビルが日本人にも大人気のホテルの虹橋賓館(レインボーホテル)という4つ星ホテルで、重要なビジネスエリア虹橋開発区のすぐそばに在る。
特に今回ご紹介する虹橋賓館は日本から訪れるビジネスマン達がよく利用するまさに日本と上海の虹の架け橋(レインボー)の役割を担うホテルだ。
そんな、日本人ビジネスマン達がよく利用する虹橋迎賓館を今回取材させていただくことにした。
ビジネス向きな立地と機能性
虹橋賓館は延安高架路の南側に位置し、正面は虹橋開発区の方角を向き、日本の自治体事務所など多く入居する国貿中心ビルまでは徒歩5分程度の距離で非常に足回りがいい場所に立地している。
また建物は地上30階建ての高層ホテルで威風堂々としながら余計な華美を省いたすっきりした外観で、無駄な装飾を好まないビジネス客達の心をしっかりとらえるデザインとなっている。
その機能性重視の雰囲気は正面玄関前にも表れ、それほど広いとは言えないながらも機能的で使いやすいロータリーが置かれ、タクシーや送迎のマイクロバスで乗り付けたお客様を戸惑わせないスペースとなっている。
そして綺麗に飾られた玄関の回転ドア抜けてロビーに入れば、吹き抜けの天井から差し込む光が明るく照らし迎えてくれる。
機能性を保ちながら、この明るい空間構成は異国に来た日本人ビジネスマン達をほっとさせてくれる。
天井から下がる大きなシャンデリアも、この空間を安定させ落ち着きをもたらす一つの要因かもしれない。
こじんまりとした廊下
ホテル空間での居心地良さを考える上で、実は客室フロアの廊下というのは重要な要素で、公共スペースであるにも関わらず客室と直接繋がる空間であるがゆえに、廊下の印象でホテルの居心地の印象が左右されやすい。
あまり広すぎる廊下というのは、公共感が強すぎて自分の部屋に入るまで落ち着きを感じられないが、この虹橋賓館のようなこじんまりとした細めの廊下というのは、廊下にいながら既に客室の延長のプライヴェート空間にいるような安心感を宿泊客にもたらす。
特に、絨毯敷きの廊下は音が響かないため、個人の家にいるような錯覚をもたらし、居心地の良さがさらに増す。
実はこの個人住宅のようなこじんまり感が、日本人ビジネスマンにリラックスをもたらし、人気の秘密となっているのではないかと推測される。
個人宅のような客室
どんなホテルでもそうだが、客室の印象がそのホテルの評価をほとんど決めてしまうといっても言い過ぎではない。
そういった意味で、このレインボーホテルというのは日本の個人宅にいるような印象を与えてくれるホテルで、日本人好みの内装に仕上がっている。
他の上海の5つ星ホテルなど、高級感の演出を必要とするホテルでは内装にやたら重厚感を持たせようと過度に演出している場合も少なくないが、この虹橋賓館の客室の場合はそういった力みはまず感じられない。
まず壁の紙の色が落ち着いたクリーム色で、非常に落ち着く。
日本のマンションにあるような色合いとなり、ベッドやベッドカバー、ソファー、カーテンに至るまで、無理な華美さが一つもなく、まさに日本の家族のいるマンションに戻ってきたかのような印象をもたらす。
こういったアットホームさ加減は、一般的にはホテルの評価としてはあまり特筆されにくいが、外国に赴いて働くビジネスマンにとってはこういった家庭の落ち着きの雰囲気こそ厳しいビジネス戦線にいるビジネスマンたちが拠点空間として欲している要素で、そういった意味でこの虹橋賓館は見事その要求を満たしている。
こういった要素が、日本人ビジネスマン達が知らず知らずのうちにこのホテルに再び“帰りたくなる”要因となっているのであろう。
もちろん内装デザインだけでなく、お風呂やウォッシュレットを備えているなどの機能性の面や、行き届いた清潔感なども人気の秘密であろう。
そして窓の外には虹橋開発区や最新のLVビル、市内の高架道路を行く車、公園の緑などビジネスの戦場と癒しの風景が同居し、時に心を奮い立たせ、時に優しく慰めてくれる。
心強い日本食レストラン
日本から出張してくるビジネスマンにとって、まず心を悩ませるのが食事であり、慣れない外国での食事はビジネスマン達の士気を保つうえで、重要な要素となってくる。
そういった意味で、「空海」「幸正宗」といった2軒の日本食レストランは心強い味方で、日本国内以上に日本的ともいえる雰囲気で食事を提供してくれ、心和むことが出来る。
無論、本場中国の味を存分に味わえる、中華レストランもこのホテル自慢で、接待用などに申し分なく使える。
また一階のカフェラウンジも庭園を眺める落ち着いた雰囲気で。降り注ぐ自然光が目に眩しく心地よい。
多機能な設備でサポート
さらに、エグゼグティブクラスの利用には30階に専用フロアがあり、VIP会議室やラウンジが使え、落ち着いた環境で業務に向かうことが可能となっている。
また500人もの招待客が収容可能な大会議室も備えられており、各種会議やプレゼンテーションなど可能でこのホテルの中でビジネス展開が完結させることが可能で、慣れない外国でのビジネス展開に頭を悩ませる日本人ビジネスマンにとっては心強い限りである。
体のケアも万全に
レインボーホテルにはジムが内部に設置されており、宿泊者はこれらを自由に使えるようになっている。
ズラッと並んだランニングマシーンや、広々としたプールなど本格的なジム設備を自由に使えるというのは嬉しい限りで、外国での業務に取り組みながらも体のメンテナンスを欠かさず継続できるというのは心強い。
またスパ設備もあり、汗を流して一日の疲れをゆっくり癒す環境も整っており、ビジネスマンにはとっては至れり尽くせりである。
さらに便利な設備
レインボーホテルでは、出張のビジネスマン達にも日本のオフィス環境に近い機動性を持っていただけるよう、FAXやプリンター備えたビジネスセンターを設置している。
また夜中に急に現地通貨が必要になったときなどに便利な自動外貨両替機など、かゆいところに手が届くサービス体制を整え、日本のビジネスマンたちの“帰宅”を待っている。
レインボーホテル上海(上海虹橋賓館)
◎住所:上海市延安西路2000号 〒200051 【地図】
◎電話:021-62753388
◎FAX:021-62753736
◎部屋数:640
◎ご予約はこちら |