揚州は鎮江から見て長江の対岸に位置する古い街。運河に面する商工業都市。日本の遣唐使も揚州を経由し長安に入り、空海も804年にこの地を訪れている。鑑真は揚州から日本に向けて出発した。揚州には、元の時代にはマルコポーロも滞在した。 古代より揚州の女性は美女が多いといわれ揚州美人の名が国内に広がっている。
大明寺〔Da4 Ming2 Si4〕 揚州から日本に渡った鑑真ゆかりの寺。足跡を記した鑑真記念館などがある。
痩西湖〔Shou4 Xi1 Hu2〕は河の流れを利用した細長い湖でこの湖を中心に周囲に庭園が設置されている。五亭橋・西園など数多くの見どころが設置されている。 夜間にはライトアップも行われるが船からのみの見学となる。
OPEN:6:30~17:30 夜間は18:30~22:00
FEE:90元 夜間は100元~120元(価格は船による)
揚州の味覚といえば、揚州チャーハンがよく知られここが発祥の地とされる。その元祖とも言えるお店が西園大酒店の前にある治春園というレストランであり、ここで正真正銘の元祖揚州チャーハンが食べられる。 ほかにも獅子頭と呼ばれる肉団子や細い干し豆腐などおいしい料理が沢山ある。 実はここは交通の要衝であったため質の良い塩が揚州料理を育てたとされ、さらにここは刀鍛冶産業も多く刀を使うのに長けた料理師も多かったようだ。 料理師以外にも、刃物を使う職業の美容師や足裏のタコ切りなども多いともいわれる。
揚州博物館〔Yang2 Zhou1 Bo2 Wu4 Guan3〕
揚州賓館のとなりにある揚州博物館にはマルコ・ポーロに関する展示などがある。
OPEN:8:00~11:00 14:00~17:00
FEE:10元
ADD:揚州市塩阜東路10号
TEL:(0514)7344585
○鉄道 揚州にも鉄道はあるが例えば上海からの直通列車だと南京回りで5時間ほどかかってしまい本数も少なくあまりお勧めできない。鎮江まで高速鉄道で来てバスで長江を渡るのが現実的。鎮江まで高速鉄道で1時間半、そこからバスで30分と言ったところ。 滬寧城際高速鉄道の情報
○バス 鉄道があまり便利ではないため揚州ではバスが交通の主力。上海からだと3~4時間で到着できる。 ( 上海のバスターミナル情報)
○空港 揚州市と泰州市の中間にその名も揚州泰州空港がある。揚州市内から30キロの距離。残念ながら日本から直行便はないが、北京・広州など国内主要ターミナルとの間にフライトが飛んでいる(2012年8月現在)。
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