上海で楽器・楽譜を買う：エクスプロア上海

お勧め！「2011上海城区交通図」

上海交通地図の定番。2011年4月発行最新版。

一人っ子政策のせいか、現在の中国では、子どもに楽器を熱心に習わせる親が増えている。上海では、全国でも一、二を争うレベルの音楽大学、上海音楽学院付近(汾陽路)に、多くの楽器商や楽譜・CDショップがあり、品質と品揃えを競い合っている。

民族楽器購入時の注意事項

中国の民族楽器への関心は、近年ますます高まっている。特に二胡(胡弓)の哀愁を帯びた音色は、日本人をはじめ外国人に人気がある。

二胡を買う時に気をつけなければいけないことは、ニシキヘビの皮が使われているため、日本に持ち込む際に、ワシントン条約に触れること。中国管理当局発行の輸出許可書（ＣＩＴＥＳ）が必要となる。また2005年6月に法律が改正されニシキヘビの皮の原産地証明を提出しなければならなくなったため、正式でない流通ルートから供給された原材料で作られた製品の場合、証明書の入手が困難になる。日本に持ち帰ることを考えている場合は楽器店で原産地証明書を出せるかよく確認すること。

輸出許可書取得には通常２０日営業日程度要する。

CITESを上海で発行してくれるオフィス

手続きに必要なもの

パスポートのコピー
二胡の領収書のコピー
手数料200元
専用標識（ラベル）のコピー（申請者の名前を記入する）
原材料（ニシキヘビの皮）の原産地証明書
申請表（www.cites.gov.cnでダウンロード可）

ピアノなどを購入する時の注意事項

ローカル製品の水準はまだ世界標準にまで達していないというのがもっぱらの評判。いずれにしろ、自分が習っている音楽の先生や、専門家などに相談して購入するのがよいだろう。　　

そのほかキーボード、フォークギター、エレキギターなどは古北カルフールなどのショッピングモールや大型電器店、時には市場などでも売られているが、つくりが精巧でないものも多く、本格的に演奏したい人は、やはり楽器専門店でさまざまな製品を比較検討したうえで購入することをお勧めする。