胡同保護区域の什刹海周辺。湖畔巡りの途中で路地を裏に入ったり、地安門大街東の南鑼鼓巷と呼ばれる通りを散策すると古き良き胡同の姿を楽しむことができる。
周辺には歴史上有名な人物の住居も数多い。鐘楼の北にある豆腐池胡同の「毛主席故居」や、南鑼鼓巷そばの帽児胡同にある清朝最後の皇帝溥儀の皇后、婉容が住んだ「婉容故居」などがそうだ。しかしこれらは一般公開されているものが少ない。
現在見学できるものとしては、まず恭王府をはじめとする各王府が挙げられる。恭王府は小説「紅楼夢」の舞台である大観園のモデルだったという俗説が生まれるほどの大邸宅だ。そのほか溥儀の生家でもある「宋慶齢故居」などでは貴族の贅沢な生活をうかがい知ることができる。
ごく標準的な四合院としては以下のようなものがある。
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