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故宮

(2000年9月記、2004年6月、2007年5月改訂)

紫禁城。

古来の歴史書『周礼』をもとに造られ、皇帝支配の象徴とされる場所である。紫禁城の午門をくぐり、1万坪を越える前庭と太和殿を目の前にすれば、時間を超越し、建物、宝物、木々の一つ一つにこれまでそこに住んだ様々な人の物語を感じることができる。

紫禁城の宝物の多くは、国民党が内戦中に大陸から数万キロの道のりを経て台湾に持ち込み、 現在台湾台北の「故宮博物館」に保管されているが、「故宮博物院」は建築の壮大さを伝えており、 紫禁城の偉大さを体感するには、むしろここの方が相応しいだろう。

ここは、中国を訪れるツーリストにとってメインとなるのはもちろんのこと、 地球上で、是非訪れておくべき場所のうちの一つに挙げることができるといっても過言ではない。

この地には、もともとは、国民党の時代に外朝を古物陳列所として、皇帝への献上物の他、瀋陽故宮(注1)や承徳行宮(注2)の宝物が展示されていた。その後、溥儀が内廷を退去させられると「故宮博物院」とされた(1947年)。

(注1)瀋陽故宮
 瀋陽(奉天)は清朝の発祥の地であり、清の太祖(ヌチルハ)は最初ここに首都を定めた。その後北京へと都は遷ったが、その後も歴代の皇帝たちがことあるごとに瀋陽に逃れ、暫しの時を過ごした。そのため瀋陽には、故宮を始め清朝ゆかりの文物が多い。

(注2)承徳行宮
 清朝皇帝のかつての離宮であった。「避暑山荘」として有名であり、康煕帝(4代)(1662-1772年)以降の歴代の清朝皇帝は毎年4月から9月までをここで過ごし、政務を行った。面積も560haと「颐和园」(「イ」は、巨にオオガイ)より大きい。

従来は「紫禁城」と呼ばれていた。「紫禁城」の「紫」とは、本来天の中央に位置する紫微垣に由来する。中国の天文学では、古来、北天(注3)を太微垣・紫微垣・天市垣に分けた。その中央にあったのが紫微垣である。天帝がいる宮殿を「紫禁」というのは、動くことのない天(紫微)の支配を指し、宮殿の門戸が一般市民には「禁」であったことから「禁断の皇宮」という意味から「紫禁城」と呼ぶのである。

(注3)北天
 北極星を中心とした北の空、その中心に「紫微垣」とよばれる星の配列がある。これ が「紫禁城」の「紫」にあたるといわれる。皇帝は、北天にある多くの星が北極星に 向いているように、北極星を自分、他の星を家臣に見立てた。
 皇帝は、自分を北に位置させ、南を向いて威厳を示す。家臣や外国の使者は、南から 北へ向かって進み、皇帝のもとに近づく、そこで南へ南へと幾重にも巨大な門を重ね たのは、皇帝の威厳を示すためである。このように北を中心とした配列は、論語から 引用したものである。
 「政(まつりごと)を為すに徳を以ってすれば、例えば北辰(ほくしん)のその所に いて、衆星の向かうが如し」」(政治を行うには、徳をもっておこなおう、そうすれ ばあたかも北極星が自分位置を定め、多くの星がそちらに顔を向けるようになる)

「紫禁城」は、1406年に明の永楽帝の命により造営が開始され、全国から数10万人の労働者と数100万トンに及ぶ建築資材が集められ、完成までに15年の歳月を要した。以後、明、清代の皇帝24人がここを居城とし、ラストエンペラーで知られる溥儀康熙帝など中国に名を残すさまざまな人物の歴史的な舞台になった。

北京の中心に位置し、東西735メートル、南北960メートル、敷地面積72万平方キロメートル、周囲を高さ10メートルの壁に囲まれ、幅52メートルの堀に巡られている。建造物700余、部屋数9万9000、所蔵品数100万点に上る故宮は、建物自体が重要な歴史的資料となっている。故宮は大きく「外朝」「内廷」に分けられ、「外朝」は主に公の行事を行う場で、太和殿、中和殿、保和殿の3殿からなり、「内廷」は乾清門以後の乾清宮、交泰殿、坤寧宮、東西6宮などの宮殿群からなり、皇帝が日常政務を取り仕切ったり、住居があった場所、皇后・貴妃の住居として利用した場所を"後宮"と呼んだ。ここに現存する門は、午門、東華門、西華門、神武門(北門)の全部で4ヶ所しかない。

ルート概要

北京見物、中国見物のメインになる「故宮」。入口の午門から北の神武門まで、通り貫けるだけでも1時間は必要。以下のポイントを全て回ろうとすれば、最低でも3時間は欲しい。丁寧に見て回る場合は、半日(4~5時間)、資料片手に回った場合は1日と各個人の見学の仕方によっていくらでもアレンジが可能な奥が深い観光名所である。

〔3時間コース〕
1.午門・金水橋  → 2.太和門 → 3.太和殿 → 4.中和殿 → 5.保和殿 → 6.大石雕 → 7.乾清門 → 8.乾清殿 → 9.交泰殿 → 10.坤寧宮 → 11.欽安殿→12.堆秀山 → 13.儲秀宮※ → 14.長西街※ → 15.養心殿※ → 16.奉先殿※ → 17.九龍壁 → 18.皇極殿、寧寿殿(珍宝館) → 19.神武門 → 20.景山公園

〔2時間コース〕
3時間コースのうち※印を省略


外朝



内廷



データ




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